今でこそ「ヘッドホン・イヤホン・ヘッドホンアンプのお店」としてご愛顧頂いているフジヤエービックのオーディオ部門ですが、実は1990年代初頭からピュアオーディオ機材の販売を続けている、「オーディオの上から下まで扱うショップ」?です。
その中で、ヘッドホン関係と同じ時代から力を入れ続けているのが、
電源関係機材。タップ、電源ケーブル、クリーン電源などですが
中でも、良い製品を次々と世に送り出していて人気の高いメーカーがこちら
PS AUDIO (ピーエスオーディオ)
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この「サインウェーブ」をモチーフとしたロゴマークでおなじみのメーカー。今年で創立45周年を迎え、アメリカではどちらかというと「アンプのメーカー」として有名ですが、日本では圧倒的に「電源関係に強いメーカー」としての知名度が高い会社です。
フジヤエービックでは、前述のとおりPS AUDIOの電源関係機材については古くから販売を行っています。例えば当ブログの過去ログを見ても、2006年にはP500 PLUSの特価販売、2007年には新登場したPOWER PLANT PREMIERをいち早く販売しています。「ノイズカット」や「整流」といった従来の考え方とは違い、電流をいったんデジタル変換して、新しく「きれいな正弦波で適切な電圧の電流」を作り出すという発想は大きな支持を得て今に至ります。
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PowerPlantPremier
その流れをくむ、シリーズ第3世代に当たる,2011年発売の “PerfectWave Power Plant 5″ はロングセラーを続けていますが、
PS Audio PerfectWave Power Plant5 Black フジヤ価格378,000円
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この5月に “Power Plant”シリーズ20周年記念モデルとして、3つの新機種が発表されました。いずれも「正弦波ジェネレーター」という基本ポリシーは変わっていませんが、今回のモデルはデジタル変換に、ハイレゾ音源対応DACなどでおなじみの「DSD」タイプの変換を行うようになった
“Direct Stream Power Plant”
タイプに進化したのが大きな改善点です。
入力電流をFPGAでDSDストリームに変換した後、内部で再変換を行いほぼ完全なサインカーブ(正弦波)を再生成して出力する“Regenerator”方式を採用しています。、
最大電源出力は下位モデルのP12が1000VA(15A時)、
中位モデルP15は1300VA(15A時)、最上級機P20は1700VA(20A時)となります。
アウトレット出力数は、P12が8口(4ゾーン)P15が10口(5ゾーン)P20が16口。
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DirectStream P20B
今回、長年PS AUDIO社製品の正規輸入代理店となっている完実電気様のご協力を得て、このPS AUDIO Direct Streamシリーズ3機種を発売前に試聴させて頂く機会を得ました。POWER PLANT製品はもちろんヘッドホンアンプやDAコンバーターなどでもその効果を確実に得られますが、今回は各モデルの差が分かりやすくなるよう、その差を拡大して聞かせるようなしっかりしたセットをしっかりした試聴室でセット、スピーカーから音を出し、CDPの電源ケーブルのみを各モデルに差し替えていき音の違いをすぐに感じられるようなセッティングをして頂きました。使用したCDプレーヤーはCH Precision D1 with mono analog out (高いヤツや!なんですが音は良すぎるくらい良い)プリアンプ:Ayre KXR20 パワーアンプ:Ayre MXR20 スピーカー:Magico M3という、本当にハイクラスなシステムでの試聴です。
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場所は、千代田区神田神保町にある “U-AUDIO” 様試聴室。
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店内にはオーディオの名機たちがズラリ、良いコンディションで置かれています。(この辺はフジヤでも見習いたい!)特にマッキントッシュの品ぞろえは国内有数なのだとか。
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約40畳の広々とした試聴室。ハイエンド機器揃い、素晴らしいシステムでのリスニングが出来ます。天井などまでしっかり音響対策が施されています。
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セッティングされたP12(写真上)+比較用のPerfectWave Power Plant5(写真下)
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フロアにはP15/P20がスタンバイ。
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フロントパネルのタッチパネルで各種測定データの表示や設定、コントロールなどが行えます。
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そしてP20B。こちらは後程詳しくご説明いたします。
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CDPの電源ケーブルだけを各モデルに順につなぎ替えていき、同じ曲を聴きます。
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ACケーブルは、ド定番のNORDOSTを使っています。![PSAUDIO_026]()
まずPerfectWave Power Plant5から電源供給でスタート。
CDPもアンプもスピーカーも良い品ばかりなので、さすがに音はいいね!というレベルのサウンドがしょっぱなから出ています。これだけで十分に満足できる音。
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CDPの電源ケーブルのみ上のP12につなぎ替えて再度同じ曲を。
むむ!?明らかに音の立ち上がりが鋭くなり、スピーカー間の音場がかなり変化。立ち上がりは鋭いのですが「気持ちの良い鋭さ」であり、爽快感を感じます。それに、スピーカーの間でしっかり各パートが分かれて聴こえます!
ヴォーカルのエコーやホールトーンなどが、一層きれいに鳴り始めました。この変化は、特にDSD変換を行うDIRECT STREAMシリーズでの顕著な特徴なのだそう。
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続いてP15にNORDOST電源ケーブルをつなぎ替え。
うわ。。。ベースがガッチリ安定感を増しました。見た目のガタイに聴覚が影響されている?いやいや、やはりP12よりワングレード張り出す感じの音になっています。一本芯が通った、とも形状できるでしょうか。CDPの電源の取り場所だけで、こんなに音が違ってよいのでしょうか!?という感じ。
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そして最上級機、P20で。
まるでアンプをもっと上位機に換えたよう。根が生えたような低域の安定感です。お値段も凄いし、20Aなので通常のコンセントにはちょっとつなげませんが、さすがは最上級機!と呼ばれるモデルだけのことはあります。Power Plantシリーズは音がスッキリする感じ、というイメージとちょっと離れた、スピーカーが思うままに鳴っているような豪快な印象です。
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で、このP20 Blackですが、天板を開けて内部構造を見せるのは、国内では初なのだそう。でっかいコンデンサーに、これまたでっかいトロイダルタイプの電源用トランス。
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試聴時間は良い音の面攻撃!のため、あっという間に消耗・・・いや経過していきます。
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ということで、4機種とも音が違って聴こえるという結果の確認が出来ました。
高額な品ではありますが、5年、10年と使っていける品でもあります。6月下旬から7月中旬の発売予定、フジヤエービックでは3機種のご予約受付中。オーディオ機器だけでなくフジヤエービックで扱うすべての買取対象品との下取交換OK、交換の差額を48回分割払いまでお客様ご負担0!キャンペーン中(7/31受付分まで適用)のショッピングクレジット(通販でのお申込みにも対応)は最長120回分割まで受付できます。
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PS Audio DirectStream P12 Power Plant-S フジヤ価格702,000円
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PS Audio DirectStream P15 Power Plant-S フジヤ価格1,026,000円
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PS Audio DirectStream P20S PowerPlant フジヤ価格1,458,000円
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PS Audio DirectStream P20B PowerPlant フジヤ価格1,458,000円
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