いよいよ明日9日(米ラスベガス時間)から開幕となるCES2018。
最近はVRやカーコネクテッド、それにIoT関連の製品がずいぶんと増え、いわゆるアメリカで言うところのHi-Fi製品の占める割合は減ってきていますが、それでもやはり世界最大級の家電展示会だけあって、毎回新製品発表が相次ぎます。日本での明日朝頃には各社からの発表が相次ぐと思われますが、ここまで(8日午後)に出ている情報で、オーディオ関係のものを拾ってみました。というのも、最近はCESで発表>>ポタ研や春のヘッドフォン祭頃にローンチ、という製品が結構あるためです。さて、これらのうちどれが出てくるでしょうか・・・?
<AKG>
Facebookページで驚くような発表がありました。
これは明らかに、新型のイヤホンですね。”Wireless”と明記されています。さらにこちらの投稿では、
Stay tuned to Facebook and Instagram to check out flagship #AKG #headphones and discover our latest innovation.
なんと「フラッグシップヘッドホン」の文字が!K812 / K872にとって代わるモデルということでしょうか、それともさらに上位モデル。。。!?これは楽しみですね。
<beyerdynamic>
秋のヘッドフォン祭で発表され、国内発売が待たれるXelento Wireless JP、既発売のAventho Wireless JPの他に注目すべきモデルは、昨秋発表された密閉型ポータブルヘッドホン、DT 240 PRO。
リケーブル対応。ベイヤーダイナミックのサイトでは、ビデオカメラでの収録時のアウトドア対応モニターヘッドホン,または収録スタジオ用のモニターヘッドホンとして紹介されています。価格もそこそこのようなので、日本での発売が待ち遠しいですね。
<YEVO>
フジヤエービックでもトゥルーワイヤレスイヤホンYEVO 1を発売しているスウェーデンのYEVO社からは、押収された違法な銃火器の金属をリサイクル(!)したケースのイヤホンが登場するとのこと(写真画像はYEVO 1です)詳しくは(BBCニュース)をご覧下さい。日本での発売は。。。あるのかな?ケースが結構重そうなんですが。
トゥルーワイヤレスイヤホンの成長は全世界的な傾向ですが、当初のモデルに比べて耳へのフッキングがしっかりできるモデルが多くなってきたことと、音切れ問題やバッテリー持続時間なども徐々に改善されつつあり、ようやくお勧めできるモデルが出てきました。しかし今年は恐らく「AIイヤホン」「スマートイヤホン」が大きなトレンドになるでしょう。Amazonが開発するAIエンジン“Alexa”は開発キット公開でヘッドホンだけでなくイヤホンにも今後採用例が増えそうです。そしてLINE Clovaに代表されるAIエンジン”Clova”を組み込み,、まもなくGoogle Translateによる40か国語同時翻訳(!)を可能にするとうたう(翻訳が難しいと言われる日本語が入っているかどうかは未確認ですが)トゥルーワイヤレスイヤホン“Mars wireless earbuds”がCES2018で公開されるようです。
ヘッドホンの両サイドに有機ELタッチディスプレイを装備!し、ここで各種コントロールを行うというフランス製のヘッドホン、“Debussy headphones”。4G回線またはWi-FiによりTidal, Spotify にQobuzまで対応、IoTヘッドホンとでも呼べる内容に、さらに 32GBの内部メモリーを持ちDAPとしても使えるというマルチぶり。
AurvanaシリーズのCREATIVEからは、2BA+1ダイナミックドライバーのハイブリッドタイプ、MMCXリケーブル対応のAurvana TrioがCES2018に出品とのこと。最近あまり元気のない感じだったクリエイティブ久々の本格派イヤホンのようです。
。。。と、ここまで来て「音質徹底重視モデルはAKG位しかないんじゃないの?」と思われる方、実は某社から「おおっ!」となるようなハイクラスヘッドホンがCES2018でローンチされそうだという情報をキャッチしています。(発売はまだかなり後らしいのですが)もうすぐ分かりますので、どうぞお楽しみに。
こちらがソニーUSAのCES2018ティーザーサイト。色々なシルエットが見えますが、何か面白い製品は出るでしょうか?今年も魅力的な新製品を期待したいですね!