春のヘッドフォン祭2016で世界最速の正式初公開となった
アコースティックリサーチの新型デジタルオーディオプレーヤー
Acoustic Research AR-M20
ハイレゾ対応DAPも既にピンからキリまで出そろった中、この機種の持つ
特徴としては「バランスの取れた、使いやすいプレーヤー」です。
1)枯れてこなれたOSによる安定した動作(Android4.3)
業務ではまだWindows10なんて導入しない!という企業、多いですよね
新しいバージョンや新規開発のOSにはとかくバグや互換性問題が
付きまとい、不安定になることもままありますが、このAR-M20は
安定性を優先して「枯れたOS」で動作させています。
2)スペックはあまり落とさずに薄型化、軽量化
DAPはやはり、「ポケットに入って気軽に持ち運べる」のが楽。
先行機種からのさらなる薄型化・軽量化を達成しています。
3)程よい価格帯と音質・機能面のバランスの取れた出来
実売8万円を切る、ハイレゾDAPとしては手ごろなレベルの価格帯。
しかしDSD5.6まで対応(PCM変換再生)など、「世の中の音源の
大半は聴ける」ことは重要。スペックや音質を追求するとどうしても
高価になってしまいます、そのバランスをうまく取っていますね。
4)キーパーツにはお金をかける
DAPの「キモ」になるDACチップや実使用上で重要なポイントとなる
デジタルボリューム部分などには良質なパーツを使用しています。
150ステップデジタルボリュームなんかは、実際に使い始めると
曲ごとの微妙な音量の差に対して思ったレベルへの調整ができ、
不満が出にくい。こういう部分は使ってみると分かってきます。
近日発表の「ヘッドフォン祭アワード2016春」でも
DAP部門で選出されている、この機種。
実際使いのDAPとして、お薦めのモデルです!