本当は、今日が春のヘッドフォン祭2019開催から一か月(早いですね・・・)アワード発表の時期なのですが、も、もうちょっとお待ちくださいませ!5月中には発表させて頂きます。
さて、毎回数多あるヘッドフォン祭出展品の中から各部門賞を制定、その中から3製品のみを「グランプリ」として表彰させて頂いております。先日、銀賞の“RAAL SR1a”ディストリビューターのエミライさんにお邪魔してきましたが、今回はグランプリ銅賞に輝いたこちらの製品!
FOCAL Stellia
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春のヘッドフォン祭2019で国内発表会を行って頂き初お披露目となった、フォーカル密閉型ヘッドホンのトップモデル。
発表会の模様は、ファイルウェブの記事にも詳しく報じられています。
初めて目にしたStelliaの現物は、写真ではお伝え出来ないレベルの美しさ!ぜひ現品をご覧頂きたいです(フジヤエービックでは国内でも数少ないStelliaの試聴用デモ機をご用意していますので、中野ブロードウェイ3Fの店舗にて見て、お聴き頂けます。)
まるで銅でできているような色合いに渋く輝く(アルミに塗装しているのですが、そのレベルは極上!)本体だけでなく、まるで女性用ハンドバッグのようなヘッドホンケースも含めた、パッケージ全てに目の行き届いたフレンチセンスのデザインが光ります。
これはヘッドホンケースを開けると出てくる、ケーブル固定用ゴムバンド部。
”CUIR PLEINE FLEUR” (フルグレインレザー)と押印してあります、こんなところまでセンス凄すぎ!なデザインでしょ?
さて、そのFOCAL STELLIAの国内正規代理店、新横浜にあるラックスマン株式会社へトロフィー授与に行ってきました!迎えて頂いたのは、上の製品発表会にも出演されていた広報部部長の小柳剛之氏(左)と、国内営業本部次長の亀田修氏(右)。
ラックスマン試聴室にそびえたつ、FOCAL Stella Utopia EM(ペア価格税込1188万円!)を挟んでの一枚。右側、亀田氏が持っているのがStelliaのケースと本体です。
フジヤエービック(以下「フ」)まずはグランプリ銅賞受賞、おめでとうございます。
ラックスマン(以下「ラ」)ありがとうございます。日本での発表会とヘッドフォン祭でのお客様の反応などに、来日したオレル氏もとても喜んでいました。
フ:以前の代理店さんからフォーカルの販売権を引き継がれた際、ラックスマンさんとしては最初からヘッドホンも一緒に、という気持ちはお持ちだったんですか?
ラ:はい、引き継いだ当時はフラッグシップのUTOPIAを含む2モデルでしたが、フォーカル側でもUTOPIAや今回のStelliaを含む「プレミアムシリーズ」はハイエンドスピーカーと一緒の代理店で、ということになっており、弊社でもお請けしました。
ラ:当初はここまでラインアップ拡充することをを想定していなかったようなのですが、UTOPIAの好評に気をよくしたフォーカル側が開発をどんどん推し進めて、現在では都合5モデルのラインアップとなりました。
フ:確かに、新製品が出るたびにヘッドフォン祭でも毎回人気を博しているシリーズですね。その理由の一つとして、美しいデザインがあるのではないかと思っていますが、特に今回のStelliaに関しては実物を初めて拝見した時「写真より美しい!」と感じた、数少ないヘッドホンの一つです。
ラ:フォーカル自体のデザインの進化が凄いですね。ヘッドフォン祭などでもそうですが、ユーザーさんからのフィードバックが早くて、すぐ次の製品に活かされたりします。
フ:美しさもそうですが、ヘッドホンとしての音質も密閉型としてはかなり高いレベルにあると聴いて感じました。同社の開放型にも引けをとりませんね。どのメーカーも音質最優先だとほぼ間違いなく開放型となりますが、ユーザーのリクエストに応えて密閉型の新作を出すと、「どうしても音自体開放型が良い」という意見が多く、実際に密閉型の設計の難しさもあると各メーカーから聞いています。STELLIAの音の良さの秘密はどの辺にあるとお考えでしょうか?
ラ:フォーカル自体がヘッドホンの音決めにハイエンドスピーカーを使う、といった環境もあると思いますが、恐らく技術的な面で一番フィードバックを受けているのは、フォーカルのオーディオ部門のもう一つの柱である「カーオーディオ」の技術があるからだと思っています。
フ:なるほど!カーオーディオのスピーカーというのは狭い空間に押し込められて入っていることが多く、密閉型ヘッドフォンのような環境でいかに良い音を出すか、が勝負の一つですね。
ラ:フォーカルではプレミアムシリーズのスピーカーという、世界でも有数の名モデルを持っていますから、それと比較して音を決めていることもレベルの高い音質を実現する要素ではないかと思っています。
フ:ですよね、Stella Utopia EMか、もっと高いモデルの音と比較してはずですものね!
ラ:それから、フォーカルのプレミアムシリーズヘッドホンは、全部をスピーカーと同様にリヨン近郊の同じ工場で作っている「メイドインフランス」になります。本社のあるリヨン近郊は昔から紡績業の盛んなところで、そのためものを製作するための製作用機械工場も多いのです。
フ:デザインが良くなってるのには、そういった正のフィードバックが働いて、音質面の向上に大きく寄与していそうですね。Stelliaのハウジングは銅の色をしていますが、これは塗装アルミに塗料を塗っただけだ、というのには驚きましたよ。
ラ:ヘッドフォン祭でもデザイン面を褒めて頂ける方が多かったです、ありがとうございます。フジヤさんが日本一売って頂いてるディーラーさんなので、次はぜひ世界一目指して(微笑)
フ:FOCALのような見ても良し・音も良しのハイエンドヘッドホンをしっかりお客様へお勧めできる店は、日本だけでなく海外含めてそうは無いと思いますが、世界一めざし(笑)頑張ります!