秋のヘッドフォン祭2018で正式発表され、フジヤエービックで12月15日より受注を開始した、Noble Audio(ノーブルオーディオ)の
セミカスタムIEM
![Noble_Semi-custom001]()
「ユニバーサルタイプイヤホンなのに、シェルカラーや内部配線などの選択ができる」という新しい発想のイヤホン、今回は
Noble Audio VINCENT (2BA)
Noble Audio GAUDI (5BA)

VINCENT / GAUDIとも同じ大きさとなります。
の2モデルがラインアップされました。大きな特色としては、WAGNUS.のベストセラーケーブルである、2つのモデルの線材をVINCENT / GAUDI 両モデルの内部ワイヤリング配線に使用していること。
結果、各モデルについて3つの選べるバリエーションが生まれました。それは
- 圧倒的なワイドレンジを誇る『Frosty Sheepの純銀メッキSheep wire』
- 中低域にコシのある『Silence SheepのClass 1 OFC純銅Sheep wire』
- 上二つの線材を+と−で交互に使い、二つの特性を兼ね備えた『Hybrid Sheep wire』
写真上:1. 線材 写真下:2. 線材
なおイヤホンケーブル自体も、WAGNUS.製品が添付されており抜かりなし!
ということで、フジヤエービックのスタッフはこのうち10万円を切る価格の”VINCENT”の試聴用デモ機を早期にお借りして聴いてみました。カラーバリエーションと一緒にお伝えします。
- 圧倒的なワイドレンジを誇る『Frosty Sheepの純銀メッキSheep wire』
同社のFrosty Sheepの印象そのままに、音のキレやスピード感に優れ、レンジ感の広さというものを印象づけるタイプ。下から上まで一番広帯域に音が出ており、ハイファイでスピーディーなサウンドと感じます。
ただ、他の2タイプよりゆったり聴くサウンドというより、攻めたモニターライクなサウンドにはなるので、少し聴き疲れはしやすいとも感じました。 - <こんな方に>スピード感とレスポンスを重視される方には一番オススメとなります。
- 中低域にコシのある『Silence SheepのClass 1 OFC純銅Sheep wire』
Silence Sheepリケーブルと同様の素直な特性と、中低域の腰の据わったサウンドが特徴という印象。他の2タイプと比較すると一番重心が下がり、ハイもナチュラルで聴きやすいサウンドと感じました。
低域のベースラインやドラムの質感、ボーカル域の温かみ等はこのモデルが良い印象で、ただしスピード感はFrostySheepよりゆったり目になる印象でした。 - <こんな方に>2ドライバーモデルの素直な特性を重視したい方や、ピラミッド型のどっしりしたサウンドバランスがお好み、低音をきちっと聴きたい方にはこのモデルがオススメです。
- 上二つの線材を+と−で交互に使い、二つの特性を兼ね備えた『Hybrid Sheep wire』
こちらは2つの線材を組み合わせたモデルで、まさに「両方の特性を足して2で割った」印象。2ドライバーモデルとの組み合わせですと他の2タイプよりメリハリが効いた感じとなり、このモデルのコンセプトでもある「圧巻のエネルギッシュサウンド」を一番体現していると思います。 - <こんな方に>3タイプの中では一番快活でノリが良い印象で、リスニングのジャンルを比較的選ばないオールマイティータイプ。楽しく音楽を聴きたい方にはこのモデルがオススメです。
<試聴に使用した機器>
IRIVER Astell&Kern A&futura SE100 Titan Silver
<試聴した楽曲>
上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト/ALIVE 05.PLAYER
両モデルともフジヤエービックでご注文を承っています!(納期約1か月)
【受注生産】Noble Audio VINCENT – 2BA Semi Custom IEM model
フジヤ価格97,200円
【受注生産】Noble Audio GAUDI – 5BA Semi Custom IEM model
フジヤ価格148,500円